母からの依頼
皆さんこんにちは。wagtailです。
今回は、母に頼まれて製作したショルダーバッグについてまとめます。
設計図
こんな感じで予め具体的なイメージを紙に書いてくれていたので、作業を進めやすかったです。(筆圧薄い方は私の寸法メモです)
今回は、
・革を新しく買い足さずに作りたい
・背面(肩にかけた時の体側)にスマホを入れておくポケットが欲しい
・バッグが自立するようにしたい
・今使っているバッグより容量を大きくしたい
などの希望を叶えつつ作りました。
あと、縫うところは自分でやってみたい!との希望もあり、私は穴開けまでの作業を担当しました。
ショルダーバッグの作り方
参考動画等は自分用のショルダーバッグを作った時の記事と大体同じなので、こちらのシリーズも良かったら見てみてください。
第二弾ということもあって、今回は写真少なめで1記事にまとめてみました!
型紙を作る
まず設計図をもとに、細かい寸法なども決めつつ型紙を作ります。
赤いマスキングテープの方は、フラップ有り無し兼用してます。赤い点線のところで切った形のパーツも取ります。
蓋のフラップのアーチを決めるのに、こちらのサイトを使わせていただきました。
ポケット〜内袋を作る
まずは内袋を作ります。革は前回と同じくピッグスエードです。
今回は内袋にポケットをつけてみようと思います。これは、ジッパーを縫い付ける部分に伸び防止の芯材を貼っているところです。
切り込みを入れた部分を折り返して接着します。
ジッパーも接着して、ついでにずっとやってみたかった小鳥の引き手もつけてみました!
4mmピッチの菱目打ちで穴を開け、ジッパーを縫い付けます。後ろの写真を撮り忘れてますが、後ろに革を接着し、ジッパーの下と左右を縫い付け、ジッパーの上を縫うときに後ろの革も折り返して一緒に縫い付けることで、内ポケットができます。文章だけだと分かりにくいかなと思うので、ぜひ前述の参考動画も見てみてください!
他のパーツも袋状に接着して、菱目打ちで穴を開けて縫っていきます。カーブのところの穴開けが難しいです…寸法の問題もあるかもしれませんが、かなりシワが寄ってしまいました(^^;;
そんなこんなで内袋が完成しました!
外袋用の革を処理する
外袋に使う革ははぎれセットのものなので、詳しい種類は分かりませんでした。もし写真で分かる方がいましたら、コメントで教えていただけるとありがたいです!
型紙通りに切り、5mmの縫い代をとって、ヘリ落としもかけました。
背面になる革の厚みの確保と、自立させるために底面にも芯材を貼ります。
マグネットの凹側を先につけておきます。
仮止め〜縫い合わせ
外袋を組み立てて接着します。
背面はポケットなので、革が二重になってます。
硬い革で先ほどのピッグスエードのように平らにつぶして置けないので、菱目パンチで穴を開けます。お店に在庫がなく、カーブにも使えるしいいやということでで2本刃だけ買ってたんですが、流石に時間かかりました^^;
ギリギリまで位置を合わせたつもりでも、ちょっと余計な力が入るとズレてしまって、難しかったです…場面によってはすごく便利な道具だと思うので、どんどん使って慣れたいと思います。
肩紐を倒すためのDカンも、側面にカシメでつけます。
内袋と外袋を縫い合わせる
外袋ができたら、内袋を中に入れて、縫い代部分と蓋は全部接着します。
フラップにも芯材を入れて貼り合わせ、先ほどと同じように菱目パンチで穴を開けて縫い合わせます。
最後に、マグネットの凸側を取り付けます。母の希望で、ユリの形のマグネットにしました。ネジ式なので後からの取り付けも簡単です。
蓋の長さの関係で、セットの金属だと磁力が足りなかったので、こちらの穴あきの磁石を買って交換しました。サイズぴったりでした!
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できあがり
完成です!
裏はこんな感じで、リクエスト通りポケットになっています。
糸の色を本体に合わせてツートンにしているところがポイントです。
側面のカーブの部分の寸法を合わせたりするのが大変でしたが、ちゃんと形になってよかったです。母も使いやすいと言ってくれて嬉しかったです。
あとはのんびりコバ磨きでもしてもらおうかなと思います。
皆さんも、使い勝手の良さを追求してバッグを手作りしてみてはいかがでしょうか。
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