スナップボタン付け、結構大変じゃないですか?
皆さんこんにちは。tailです。
皆さんは縫い物をするとき、スナップボタンって使ってますか?
ワンタッチでパチンと開閉できる、こういうボタンの総称です。
私は一般的な2穴ボタンとか4穴ボタンとかより簡単に開け閉めできるところが好きで、趣味の縫い物でもよく使ってます。
でもこのタイプのスナップボタンって、穴が多すぎてどう縫っていいのかよくわからなかったり、しっかり縫い付けようとすると糸が重なって見た目が悪くなってしまうなどのデメリットもあると思います。
救世主プラスナップシリーズ
そんなある日、手芸屋さんをあてもなくうろついている時に、こんなものを見つけてしまいました!
こちらは、布に穴をあけて別売りのパーツをセットし、布を挟むようにプレスするだけで、簡単にプラスチック製のスナップボタンが付けられるという商品です。
裏面には簡単に使い方の説明が書かれています。公式ホームページの商品詳細には、分かりやすく動画で使い方を載せてくれています。↓
卓上タイプより少しお安めで、ホッチキスのような形のハンディタイプのプレス機もあります。
手縫いが好きだと心から思っているにもかかわらず、「針と糸いらず!」みたいな文言を見るとつい手に取ってしまうのはどうしてでしょうね。怠惰、、、
現物はこんな感じです。なんとなく、白鳥とかアヒルの横顔に見えなくもない…?
このレバーを押し下げる感覚が「きゅいっ」と「むにっ」の中間のような感じで、なんとも楽しいんですよね。
私はボタンのないエコバッグに手当たり次第にボタンをつけたりして、使い倒しています。
関連商品も種類が豊富で、例えば「メタルヘッド」というシリーズを使えば、表に出てくる丸いパーツをかっこよく金属の質感にできます。
何かと便利なコードクリップを作ってみました。
コードクリップの詳しい作り方は、こちらの記事をご覧ください!↓
さらに便利な「ワンタッチプラスナップ」
そして同じメーカーから、ついにはこんな商品まで出てしまっています…!
なんと、針と糸のみならず、さっきのような打ち具までいらなくなってしまった代物です!
プレス機を使うものと比べると、ボタン自体に厚みが出てしまう、薄い布には付けられない(後ほどこれで失敗します。皆さんはお気をつけて!)などのデメリットもありますが、それでも穴を開ける道具さえあれば、誰でもどこにでもスナップボタンがつけられるって素晴らしすぎる、、、
握力測定でいつも記録が20前後だった私でも、ちょっと力を入れれば簡単に取り付けられるので、本当におすすめです。
(2023/2/27追記)先ほどボタン自体に厚みが出るのがデメリットだと書きましたが、こないだ手芸屋さんで見つけてしまいました、スリムタイプ…!弱点が無さすぎる。
ワンタッチプラスナップの使い方
今回は、サイズ感が普段持っている物の量に対してぴったりすぎて、学生の時からずっと手放せずに使っているショルダーバッグに、このワンタッチプラスナップでボタン付けをしてみたいと思います。
元々はバッグの中を直接財布としても使えるというコンセプトの商品だったので、内ポケットが多いのはとても使いやすいんですが、一番大きい内ポケットが経年劣化のせいかかなり「びろーん」としてきてしまいました。
このままでは小物類を入れてもバッグの中で散乱してしまうので、ポケットの真ん中あたりにボタンを付けてみます。
使用した道具と材料
今回使用したものはこちら。
①ワンタッチ プラスナップ(サンコッコー)
②目打ち(もしくはキリ)
③クロバー 仮止めクリップ
④フェルトはぎれ
⑤裁ち鋏
⑥物差し(もしくはメジャー等)
(↓失敗した時用)
⑦ニッパー
です。
布に穴を開ける
まずは、ポケットの布を仮止めクリップでずれないよう押さえておきます。そして、物差しを当てながら、目打ちを使ってポケットの真ん中あたりに穴を開けていきます。
このとき、バッグの表に貫通しないよう気をつけます。
裏地はパーツを内側に潜り込ませる必要があるので、穴を開けたところからパーツの幅分切り込みを入れておきます。
それぞれ穴が開きました。
パーツの取り付け
裏地の方に、ヘッドパーツを写真のようにして潜り込ませます。
ゲンコ(バネ)パーツを、パチンと音がするまで手でぐっと押し込みます。
もう片方も同じようにして取り付けます。
できあがり…?
両方のパーツを取り付けました!
しかし、、、
なぜかパチンと噛み合わない…
よく見ると、ゲンコ側のヘッドパーツの突起が飛び出すぎています。
注意書きはよく読もう!
パッケージの裏面を見返してみると、
キャンバス、ハンプ、キルトなど厚みのある(圧縮して約0.8〜1.6㎜)生地に向いています。
※範囲外の厚みの生地には構造上、取り付けできない可能性があります。
とありました。確認不足でした…
取り外して再度挑戦
やり直したいので、ゲンコ側のヘッドパーツの突起をニッパーでねじ切り、取り外します。
外れました。
布の厚みを確保するために、フェルトのはぎれを切って穴を開け、こんな感じでスペーサーを作ってみました。
ヘッドパーツにこのようにセットして、
さっきと同じように裏地の内側に潜り込ませて取り付けます。
できあがり
今度こそ完成です!
今度はばっちり、パチンと閉まりました!
これで小物を入れても散乱しなくなりました。ますます便利になったので、あと数年は頑張ってもらおうかな。
皆さんは新しい道具を買う時、注意書きをよくよく読むようにしてくださいね。
余談
サンコッコーというのは、レジンなどで有名な清原株式会社の、裁縫資材や道具に特化したブランドみたいです。
音の響きと、ロゴデザインのやけににこやかなニワトリがかわいいです。
他にもたくさん商品を取り扱ってるようなので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
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