レジャーシートのケースが欲しい
皆さんこんにちは。tailです。
レジャーシート、便利ですよね。
屋外でサッと広げて使えるし、コンパクトに畳めるし、水濡れや汚れにも強い!
私が持ってるやつは、ビールの4缶パックのおまけについてた小さめのものです。
海外のビールってパッケージデザインとか可愛いから、こういう販促品にすぐつられちゃうんですよね〜。
でもこのままだとパカパカしてきてしまいづらいので、またまたレザークラフトで専用のケースを作ってみたいと思います。
ここ最近、レザークラフトの記事ばっかりですみません。今まで作ったものもこれから作りたいものもいっぱいあって…
専用ケースの作り方
使用した道具と材料
今回使用したものはこちら。
①革
②ステッチンググルーバー
③目打ち
④菱目打ち
⑤レザー用の針
⑥ロウ引き糸
⑦円テンプレート
⑧木工用ボンド(写真撮り忘れてたので合成しました^^;)
⑨カッター
⑩糸切り鋏
⑪金差し
⑫裁ち鋏
⑬ゴムハンマー
⑭クロバー 仮止めクリップ
⑮穴あけポンチ(17㎜)
レザークラフトの基本的な道具や縫い方はこの記事で簡単に説明しているので、こちらもご覧ください。
余談なんですが、今回やっと11以降の丸つき数字の変換の仕方を調べたので、画像・文章共に統一して表示できるようになりました!これまでは11以降は数字を打っても変換候補に⑪が出てこないので、泣く泣く(11)表示にしていました。iPhoneだと「まるすうじ」と打つと㊿まで変換候補に出てくるみたいです。
もしずっとモヤモヤしていた方がいたら申し訳ないですが、これまでの記事は画像も()表示にしたりしていたので、とりあえずそのままにしておきます。
(追記)言うて2記事だけだったので結局直しました!褒めて〜!!
それから、今回の材料の目玉はなんといってもこれじゃないでしょうか。
セリアのフェイクレザーカットクロスです。
この間、またあてもなくお店の中をうろついているときに見つけて、ついにこんなものまで100均に置くようになったのか…!!と感動しました。
紺と緑の2色セットで、20㎝×20㎝という結構使いでのありそうなサイズ感。
実は最初、このレジャーシートのケースを作ろうとして、表側の革を思いっきりサイズ間違えて切ってしまいテンションだだ下がってたんですが、これを見つけて興味本位も含め作る気力が復活したので手をつけました。
裏の生地は、近所の手芸屋さんで買った革の残りがたまたまサイズぴったりだったのでそれを使って、紺色の方を表に使ってみたいと思います。
革をカットする
まず、材料の革を必要なサイズにカットしていきます。
裏地の茶色の革は10.5×11.5㎝のサイズは合っているので、見栄え良くするために角を丸く切っていきます。
目打ちと円テンプレート(1㎝)で跡をつけて、
裁ち鋏で丸く切ります。
相変わらずうちにエンドパンチなんてものはありません。
2か所切れました。
次に、紺のフェイクレザーを12.5㎝×15.5㎝に切っていきます。
カッターと金差しを使って真っ直ぐ切ります。
これ、結構匂いがきついので、気になる方は1日くらい干しておくといいかもしれません。
いつも使う革と違って、カッターでは切りきれなかったので、裁ち鋏で切り込みに合わせてカットします。もう1辺も同じように切ります。
さっきと同じように、角を丸く切ります。
切れました。
ステッチンググルーバーで印つけ
次に、ステッチンググルーバーで菱目打ちを打つガイドラインを引いていきます。
今回は革の端から5㎜の位置を縫いたいので、ステッチンググルーバーを5㎜に開きます。
端からずれないように跡をつけていきます。
3辺に線が引けました。
角のところは難しいですね…本当は滑らかに曲げたいんですけど、ガタガタになってしまいます。
紺の方にも跡をつけようとしたんですが、なかなかうまくつきませんでした。茶色い革の方から菱目打ちを打つことにします。
革の細部をカット
次に、グルーバーで跡をつけてからでないと切れなかった部分を切ります。
先ほどと同じように、テンプレートと目打ちで印をつけてから、茶色の革の残り2角を丸く切ります。
4つの角が全て丸まりました。
紺の革は、袋状になる部分の処理が思いつかなかったので、角を大きめに切り落としておきます。円テンプレートの1番大きい丸で印をつけました。
切ってから茶色の革と重ねてみると、紺の方が辺の長さが長くなってしまっていました…
なので、もう1㎝ほど大きく切り落としました。
今度は長さも大丈夫そうです。
菱目打ちで縫い穴を開ける
次に、ステッチンググルーバーの溝に沿って、菱目打ちで穴を開けていきます。
※ハンマーで手を打たないように十分気をつけてください!私はよくやります。
仮止めクリップで表と裏の革を固定しておくと、作業しやすいです。
私は多少戻るからいいやーと気にしてませんでしたが、クリップの跡がつくこともあるので、気になる方は当て布などを用意してください。
裏までちゃんと貫通しているか、都度都度確かめながら打っていきます。
角の部分は2刃や1刃のものを使います。
長辺を打つときは、大体真ん中に合わせてクリップで固定しておきます。
紺の方はちょっと目立たなくて分かりづらいですが、全て打ち終わりました。
取り出し口を作る
次に、ケースから出し入れしやすくなるように、クリアファイルなどによくある切り欠きを作っておきます。
私は家にあった中で1番大きい17㎜の穴あけポンチを使いましたが、ある程度大きければなんでもいいです。ない方は、さっきと同じようにテンプレートで跡をつけておいて切り落としてもいいと思います。
落としきれなかったので、裁ち鋏で切り取りました。
平縫いをする
いよいよ表と裏の革を合わせて手縫いしていきます。
測ってみると、縫う長さは約30㎝だったので、糸はその長さの4倍の120㎝用意しました。
糸の色は、迷ったら革より薄めを選べば、ステッチが目立って可愛いと思っています。
再度クリップで固定して、裏面の茶色い革を見ながら縫い進めていきます。
縫い始めは3目縫い戻っておきました。
最初の1辺が縫い終わりました。
角を曲がりながら縫うときは、縫い目が緩みやすいのでよく引き締めてください。
長辺が縫い終わりました。
同じようにして、最後の1辺も縫い終わりました。
今回は、我ながらいい感じに縫い目が揃ったんじゃないでしょうか!
縫い終わりは、最初と同じように3目縫い戻って、
木工用ボンドを付けて、片結びします。
菱目の中に縫い目を押し込んだら、
なるべく短く綺麗に糸端を切ります。
できました。この処理は未だに苦手です…
こちらを参考にしました。↓
できあがり
完成です!
レジャーシートを収納するとこんな感じ。
光の当たり具合で写真の色味がだいぶ違っていますが、2枚目の方が近いと思います。結構青っぽい革でした。
ピッタピタのサイズで作ってしまったので、伸びのいいフェイクレザーでよかったかも…100円均一と言っても、最初匂いがキツいこと以外は何ら問題なく使えました。あとは、裏面の革と比べてみて、経年劣化の具合などを見てここでも報告していこうと思います。
革を切り出してから縫い終わるまで、大体2時間足らずくらいだったので、菱目打ちのハンマーの音を聞いていた母にはめっちゃ速くない?と驚かれました。採寸とか構想とか含めたらもちろんかかった時間はそれだけじゃないし、もっと作業の速い方もたくさんいらっしゃると思いますが…
材料費に関しては、自分のために作るときは安く済んだら万々歳、ダメでも最初の予算よりちょっと上乗せになるくらいだし〜と思って、割と気軽に100均も選択肢に入れてしまいます。
皆さんも、安かろう悪かろうと思わずに、100均の材料でも気になったらガンガン使ってみてください。新しい発見があるかも?
minneとsuzuriも細々とやってます。よろしくお願いします!
BOOTHも始めてみました!取り扱っているものはminneと同じです。匿名配送をご希望の方はこちらをご利用ください。
イラストも描いてます!
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