またまたご依頼
こんにちは。tailです。
前回、ホットサンドメーカーのケースを叔母（Sちゃん）に頼まれて作ったのですが、受け渡しついでに再度リクエストをもらったので、作っていきます！
今回は、Sちゃん愛用ブランドsnow peakのOD缶カバーを2種類作ります。
手順等はこちらのページを参考にしました。
ガス缶カバーの作り方
使用した道具と材料
今回使用したものはこちら。
①カッターマット（ゴムマット）
②金差し
③カッター
④裁ち鋏
⑤サークルカッター（ダイソー）
⑥ステッチンググルーバー
⑦ゴムハンマー
⑧菱目打ち
⑨革縫い用の針
⑩糸
⑪セメダイン ホビー用
⑫チャッカマン（ライター）
⑬トコフィニッシュ
⑭平筆（ダイソー）
あとはいつも通り、革ですね。
縫い糸も革もとにかく赤で！とのリクエストだったので、そのようにします。
220gの缶の方に使ったのは合皮です。Amazonで購入した、革はぎれアソートパックに入っていたものを使いました。
明確にこういう革を使いたい！というイメージがあるときには向いてませんが、本当に色々な種類の革が入っていて面白かったので、なんでもこい！というチャレンジ精神溢れる方にはおすすめです。いわば合皮ガチャですね。
革を裁断する
まずは、革を必要な長さに裁断します。
直線部分はカッターと金差しで切っていきます。
上の円の部分はサークルカッターで切り抜きます。直径11㎝、真ん中は直径3㎝ほどでくり抜きました。
うまく切れなかった部分は裁ち鋏も使いました。
側面の革は本当は1枚で切り出したかったんですが、参考にしたページと缶の種類が違うことをすっかり見落としており、泣く泣く2枚にしました…いつも本当に手探りすぎる…笑
縫い穴を開ける
次に、裁断した革に縫い穴を開けていきます。
今回は平縫いではないので菱目打ちじゃなく普通の目打ちでも良いんですが、使い慣れているのでそのまま進めます。
菱目打ちの詳しい使い方などは、こちらの記事に書いてありますので、良ければご覧ください。
側面の革の繋ぎ合わせの部分は、穴の位置がずれないようよく見て打っていきます。
上部の繋ぎ合わせの部分にも縫い穴を開けます。
（間違えて後から写真を撮ったので、もう既に一辺縫ってしまってます…汗）
側面の革から穴を開け、繋ぎ目の隙間も1穴と数えると、全部で84穴ありました。
丸い上部の革の穴開けを間違わないか不安だったので、アイビスペイントというペイントアプリで縫い穴ガイドを作って印刷してから、それを革の上に重ねて穴開けをしました。
クロスステッチで全体を縫う
縫い穴を開けたら、いよいよ縫っていきます。
革をつなぎ合わせるにはクロスステッチという縫い方がいいらしいので、今回初挑戦してみました。
こちらのページを参考にしました。解説が丁寧で、非常に分かりやすかったです。
私は隙間をなるべく開けたくなかったのと、繋ぎ目も後々縫い穴と数えて縫いたかったので、こうしてコバ（革の断面）に接着剤を付けながら縫い進めました。
糸の長さは縫いたい長さの7〜8倍用意するといいそうです。私は余裕を見て取ったつもりが、上部の縫い合わせで長さが足りず糸を足す羽目になったので、2回目の420g用を作るときはきっちり10倍取りました。
1穴目にそれぞれ表から糸を入れて長さを揃えたら、まず片側の糸を使って縫い進めます。
次に、縫い目がクロスするよう、もう片方の糸を使って縫い進めます。
これでクロスステッチは終わりです。他の部分も同じ手順で縫い進めます。
良い色がちょうど残っていたので、今回は麻糸ではなく化繊の糸を使いました。糸端の処理は3㎜ほど残して切って、ライターなどで炙って溶かすだけなので簡単でした。（※火の扱いには十分気を付けてください）
全箇所クロスステッチで縫い終わりました！
コバの処理
クロスステッチが終わって、これで完成！でもよかったんですが、上部の穴のコバの毛羽立ちが非常に気になってきてしまったので、軽く処理していきます。
本革のコバ処理はたくさん情報が出てくるのですが、合皮はなかなか… とりあえずトコフィニッシュを使ってみることにしました。
まず、特に気になる繊維の毛羽立ちを、ハサミでカットします。
ある程度切れたら、百均の平筆セットに入っていた1番小さい筆で、トコフィニッシュを塗ります。
2度塗り後。かなり綺麗になりました！
できあがり
420gの方もこちらの革を使って同じ手順で作り、もはや恒例となった？過去記事で作ったスタンプを押したら、ガス缶カバーの完成です！
模様のあるのもないのも、どちらも良い感じです。調べてみると、こういった模様は「シボ」というそうです。勉強になりました。
合皮はA4サイズだったので、420gの方も作るには足りませんでした。というわけで近所の手芸屋さんを見て回ったのですが、良い色・大きさのものが見つからず…
恐る恐るネットでこちらを買い足したんですが、色も綺麗だし扱いやすい革で、結果的に大正解でした！
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革の厚さはそれぞれ違うので、缶にピッタリ沿うよう側面の長さを調整するのは少し大変でした汗
本当につい先日、完成品を渡しに行ったんですが、縫い目も綺麗でよくできてる！と誉めてくれました。喜んでもらえたようでよかったです！
皆さんも、オリジナルのキャンプグッズカバーを手作りしてみてはいかがでしょうか。
自分で作るのは大変そう…という方もご安心ください。今回Sちゃんに借りたガス缶は2つともほぼ空になっており、型取り用として譲り受けたので、こちらのガス缶カバーも在庫を増やしてminneで販売しようと思っています！
販売開始したら、この記事の追記やInstagram等で告知しようと思っておりますので、よろしくお願いします。
minneとsuzuriでオリジナルグッズ販売中です。よろしくお願いします！
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