またまたまたご依頼!
皆さんこんにちは。tailです。
そうです、今回も大得意様Sちゃん(叔母)からのリクエストです。
Sちゃんは長年こーんな可愛すぎるクラシックミニに乗っているのですが、
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今回そのタンクエプロン(通称よだれかけ)をレザークラフトで作ってほしい!と頼まれたので、挑戦してみます!
今回でSちゃんにリクエストもらってたものは大体作り終わるかな?いや〜、良い経験値を積ませてもらいました!
オリジナルタンクエプロンの作り方
使用した道具と材料
今回使用したものはこちら。
①カッターマット
②コピー用紙
③厚紙
④鉛筆
⑤コンパス
⑥定規
⑦スティックのり
⑧コンパスカッター(ダイソー)
⑨カッター
⑩はさみ
⑪目打ち
⑫裁ち鋏
⑬セメダイン ホビー用
⑭ステッチンググルーバー
⑮ゴムハンマー(ダイソー)
⑯菱目打ち
⑰革縫い用針(2本)
⑱ロウ引き麻糸
⑲水
⑳筆(ダイソー)(なくても良いです)
㉑精密ヤスリ(セリア)
㉒帆布
㉓コーンスリッカー
㉔トコフィニッシュ
今回も型紙から作っていくので、道具は大体前回と似たような感じですね。
あとは材料の革です。今回は、直射日光やそれにより熱くなったボディに触れるものなので、万が一溶けてしまってはいけないと思い、合皮ではなく本革を使いました。また、糸も同じ理由で化繊ではなく麻糸を使いました。
ちょっと調べてみると、クロムの耐熱温度は比較的高いみたいなので、クロムなめしの革を使うとなお良いかもしれません。
ホットサンドメーカーのケースを作ったときの革の余りと、新しく買い足したもう少し色の薄い革を使って、リバーシブルっぽくしてみることにします。
タンクエプロンの型取り
さてどうやって型取りをしようか…と悩んでいたんですが、同じくミニのタンクエプロンを自作している方の動画を拝見して、あ、そうか純正のタンクエプロンから取ればいいのか、と気づきました^^;
というわけで、こないだSちゃんのお店に髪を切りに行ったときに(Sちゃんは美容師です)、ついでに型取りもさせてもらいました。
コピー用紙と、予備として一応トレーシングペーパーにも。
型紙を作る
取った型から型紙を作っていきます。
純正と全く同じ形ではなく、雫型みたいな感じで、長さは今の2/3くらいで十分だよ〜と言われていたので、ちょっとアレンジします。
まずはコンパスを使って、給油口の円の中心を求めます。こちらのページを参考にしました↓
初めに、円周上の3点を任意で取ります。
次に、その3点にコンパスの針を置いて、円弧が重なるような長さに開き、写真のように線を引きます。
円弧が重なった2点をそれぞれ通り、垂直2等分線を2本引きます。
垂直2等分線の交わる点が円の中心です!
こんな作図、学生ぶりにやりました。懐かしいですね。
あとは、求めた中心から純正の型の最小長さに触れる円を描いたり、紙を半分に折って真下に一回り大きい円を描いたりして、大体の形を決めました。
左右対称になるように半分に折ったまま、外周線を切っていきます。
切れました!
これを厚紙にのり付けします。
サークルカッターで円をくり抜きます。
オルファのサークルカッターやプラ板まで切れるサークルカッターを買って使い比べてみたいなぁ〜と思いつつ、ダイソーのも最初と最後はズレがちですがまだまだ切れ味は良さそうなので、なんだかんだ使い続けています…笑
いつか手に入れたらレビューしたいと思います。
外周線をカッターで切り抜きます。小さいカッターでもチキチキではなくネジ式の方が、刃が上下にガタつきにくいので好きです。
革を切る
型紙ができたら、革を切っていきます。
まず、革に型紙を当てて目打ちで印をつけます。
つけた印に沿って、裁ち鋏で慎重に切ります。
円はカッターでくり抜きます。
切れました!
革を貼り合わせる
次に、切った革を接着剤で貼り合わせます。
縫い穴を開けるスペースを気持ち考慮して接着剤をつけていきます。
貼り合わせました!
この時点ではみ出てしまっている革はカッターで削ぎ落としました。同じ型紙を使っても、革の種類や目打ちを扱うときの力加減等でズレてしまうんだと思います。奥が深いです。
後で調節するので、よっぽどのズレがない限り無問題です。
ステッチンググルーバーで溝をつける
次に、ステッチンググルーバーで縫い目をつけたい位置に溝を彫ります。
ステッチンググルーバー〜平縫いまでの手順は、こちらの記事の「革に縫い穴を開ける」の項目で図や道具の紹介なども交えて比較的詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
外周は5㎜くらい、円の縁は3㎜くらいの幅で開いて使いました。
裏表ともしっかり溝をつけました。
菱目打ちで縫い穴を開ける
次に、つけた溝に合わせて菱目打ちで縫い穴を開けていきます。
今回は全て曲線なので、2刃を使います。大変!
ゴムマットがないので、いつもカッターマットを二重にして使っています。
穴開けが終わりました!この時点で既にビスケットみたいでかわいい。(自画自賛)
平縫いをする
いよいよ平縫いで縫い合わせていきます。
今回も色選び迷いました〜 最終的に1番下のこげ茶の糸がSちゃんに選ばれました。
端が浮かないように、再度接着剤をつけつつ縫い進めます。
糸の始末
糸の処理はいつも通りこちらを参考にしました。↓
3目ほど空けて平縫いをやめ、片方の糸で最後までなみ縫いします。
同じ糸で縫い戻ってきます。
さっきと反対の針を隣の穴に通し、もう片方の糸を写真のように巻きつけます。
接着剤をつけて糸を引き、片結びします。
目打ち等で結び目を縫い穴にねじ込みます。(私は横着して針をそのまま使ってますが、糸が割れることもあるのであまりお勧めはしません…)
片結びした縫い穴から隣の縫い穴に、写真のように斜めに針を通します。
再度接着剤をつけて糸を引きます。
糸の端をなるべくギリギリで切ります。
こういうとき良いハサミで処理すると、やっぱり仕上がりって違うんでしょうか。
近所の手芸屋さんに数千円の糸切り鋏が置いてあります。気になる…いつか使ってみたい…!デザインも鳥みたいになっていて可愛いので憧れです。
私はなみ縫いのタイミングを間違えたのか糸端が表に来てしまいましたが、そこまで目立たないのでよしとします。
外側の平縫いが終わりました。
内側も同じようにして縫いました。糸の処理がさっきより上手くいって嬉しいです。
コバ磨きをする
最後にコバ(革の断面)を磨きます。
いつも通り、こちらのページを参考にしています。レザークラフト入門講座さんにお世話になりっぱなしです。↓
まず、ヤスリで革の段差を整えます。
次に、水をつけて帆布で磨きます。
前までは筆でコバにちょんちょん水をつけてから磨いていたのですが、帆布に水を染み込ませればいいことにやっと気づきました。
水がある程度乾いたら、トコフィニッシュをつけて再度帆布で磨きます。
最後に、コーンスリッカーで磨きます。トコフィニッシュが足りないな〜と思ったら、都度都度足しています。
磨き終わったところ。かなり良い感じです!この作業もちょっとずつ慣れてきたように思います。
キットにヘリ落としが入っていなかったので角はそのままですが、やっぱりクオリティーに影響しそうなので、そろそろ買おうかな〜と悩んでいます。
できあがり
今回はスタンプは無しでとのご指定だったので、これで完成です!
色選びもいい感じで、可愛くできました!作業を見ていた母にも、「縫い目が揃ってる、上達したね!」と言われて嬉しかったです╰(*´︶`*)╯
しかし、身内に渡すからといって包装が簡易すぎるかしら…^^; 最近一目惚れして買った夏らしいスイカのマスキングテープ、使い所ができたのは嬉しいですが笑
本当に今日受け渡しをしたんですが、その日のうちにまたまた可愛く写真を撮ってくれました!嬉し〜!
アイキャッチ画像もまたまた借りてます。
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撮影には私も同行しました。すっっごい暑かったです。笑
いつの間にか(?)レザークラフトのプロということになっていたので、お気軽にオーダーお待ちしております!
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