上得意様からのご依頼
皆さんこんにちは。tailです。
またまたSちゃん（叔母）からのリクエストで、snow peakのシェラカップのハンドルカバーを作ります。
もうすっかり上得意様です。笑
シェラカップハンドルカバーの作り方
使用した道具と材料
今回使用したものはこちら。
①カッターマット
②厚紙
③コピー用紙
④鉛筆
⑤カッター
⑥のり
⑦革
⑧空き瓶（ガラス板）
⑨トコフィニッシュ
⑩水
⑪裁ち鋏
⑫ステッチンググルーバー
⑬菱目打ち
⑭ゴムハンマー（木槌）
⑮仮止めクリップ
⑯革縫い用の針（2本）
⑰革縫い用糸
⑱セメダイン ホビー用
⑲精密ダイヤモンドヤスリ 半丸型（セリア）
⑳コーンスリッカー
㉑平筆（ダイソー）
㉒帆布 はぎれ
今回、色は緑との指定でした。近所の手芸屋さんにハガキサイズの本革はぎれで良い色があったので、そちらを購入しました。
型紙を作る
今回はサイズを間違えるわけにはいかないので、割としっかりめに型紙を作りたいと思います。
トレーシングペーパー（もしくはコピー用紙）の上にシェラカップを伏せて置き、鉛筆で縁をなぞります。
マスキングテープで留めたり手で押さえたりしながら、
ひっくり返して、テープを付け替えて…
なんとか大体の形が取れました。
もっと効率的なやり方がありそうですが…^^; おすすめの方法があれば教えてください。
あとは真ん中に線を引いたり、中心が凹んでいては取手に通せないので後ろの方の最大幅の線を取ったり、カップ部分の曲線を取ったりして整えます。
メモ書きはお気になさらず。笑
左右対称にしたいので半分に折り、大体の縫い代を取りつつ切ります。
トレーシングペーパーをのりで厚紙に貼り付けて、
カッターで慎重に切ります。
これで型紙は完成です。
トコ面（裏面）の処理をする
今回購入した革はトコ面（裏面）が処理されていないタイプのようで、毛羽立ちが気になったので、自分で処理していきます。
↓こちらのページを参考にしました。紹介されている動画がとても分かりやすかったです。
前回はトコフィニッシュを伸ばすためのガラス板をアクリル製品で代用しましたが、空き瓶等でも良いそうです。
トコフィニッシュを裏面に満遍なくつけたら、空き瓶で押して馴染ませます。
銀面（表面）に付かないよう注意してください。
確かに、前よりこっちの方が使いやすいかも…
昔1人で地元の温泉に行ったらほぼ貸切状態だったのが嬉しくて、記念に持って帰ってインテリアにしていたフルーツ牛乳の空き瓶が、こんなところで役に立つとは！
こういうことがあると、パズルのピースが嵌まるようですごく運命を感じます。規模が小さい？
革を型紙に合わせて切る
トコ面の処理が終わったら、型紙に合わせて革を切っていきます。
まず、トコ面に型紙を置いて、鉛筆でなぞります。
鉛筆の線に合わせて、裁ち鋏で2枚切り出します。
ステッチンググルーバーで溝をつける
※ステッチンググルーバーから平縫いまでの手順は、こちらの記事の「革に縫い穴を開ける」の項目から比較的詳しく説明していますので、良ければご覧ください。
切った革の縫い目をつけたい部分に、ステッチンググルーバーで溝をつけます。
今回はコンパクトに仕上げたいので、縫い代は3㎜程度で取りました。
革2枚とも溝をつけたところです。
菱目打ちで縫い穴を開ける
次に、つけた溝に合わせて、菱目打ちで縫い穴を開けていきます。
当て布（革）をして仮止めクリップで固定し、2枚の革がずれないようにしながら穴を開けます。
なるべく垂直にゴムハンマーで打ち込みます。
カーブが急なところは2本刃を使いました。
平縫いをする
穴を開けたら、いよいよ平縫いで縫っていきます。
糸も緑でとの指定だったので、また近所の手芸屋さんに見に行ったんですが、悩んで悩んで3種類ぐらい買ってしまいました…笑
Sちゃんに直接聞いてみました。選ばれたのは右端でした。
そのまま縫うと革の端が浮いてしまうので、接着剤をつけながら縫い進めます。
平縫いが終わりました。
コバ磨き
最後に、コバ（革の断面）を磨いて滑らかにします。
いつもこちらのページを参考にしています。
実はこの作業、未だに苦手です…なんとなくコツを掴み損ねている感じ。
まずは、目立つ毛羽立ちをハサミでカットします。
毛羽立ちというかもう「糸」みたいなのが出ているところもありましたが、綺麗になりました。
次に、ヤスリで軽く磨いていきます。
前までは紙やすりを使っていましたが、粒子が入り込むこともあるらしいので、今回は普通のヤスリを使ってみました。
次に、筆でコバに水を含ませます。
そして、帆布で磨いていきます。
濡れた革の断面が、ちょっと抹茶のスポンジみたいで美味しそうですね。
水を含ませたまま、コーンスリッカーという道具でも磨きます。
最後はトコフィニッシュをつけて、同じように帆布→コーンスリッカーで磨きます。
最初と比べると、かなり滑らかになったと思います。
できあがり
いつも通り、こちらの記事で作ったロゴスタンプを押したら、シェラカップのハンドルカバーの完成です！
型紙をきちんと取った甲斐あって、すごくピッタリにできました！
前回のガス缶カバーと同じタイミングで渡したのですが、色もいいね〜と喜んでくれました。
それから、ホットサンドメーカーのケースとガス缶カバーと合わせて、Sちゃんがすごく綺麗に写真を撮ってくれました！嬉しい！
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Sちゃんは私よりずっと写真が上手なので、許可をもらって今回のアイキャッチ画像に使わせてもらいました。ありがとう！
あと、前回のガス缶カバーのアイキャッチもこっそり差し替えてたりします…笑
皆さんも、オリジナルのシェラカップのハンドルカバーを作ってみてはいかがでしょうか。
自分で作るのは大変そう…という方、ご安心ください。今回また型紙ができたので、こちらも在庫を増やしてminneで販売しようと思っています！
販売開始したら、この記事の追記やInstagram等で告知しようと思っておりますので、よろしくお願いします。
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