ある日のLINE
皆さんこんにちは。tailです。
皆さんは、普段の連絡手段って何を使ってますか?
私はというと、もうほぼほぼ全てLINEです。
もともと、面と向かって話せない分相手と会話のテンポがずれたりするという点で電話が苦手なのもあり、ここ数年はお店の予約とか以外で携帯電話の携帯電話たる機能を全く使っていません。笑 友人とたまにする通話もすべてLINE電話です。
と前置きはさておき、先日いつものようにLINEで友人と他愛ない世間話をしていたら、「相談したいことがあるんだけど…」というメッセージを貰いました。
この友人とは高校からの付き合いで、色々な相談に乗ってくれたり、本ブログを開設したてで右も左も分からない時期に記事を見て親身にアドバイスをくれたりした恩人なんです。
私から相談することは多々あっても、改まって相談されるなんてことは滅多にないので、こりゃあ張り切って答えねば!と続きを読みました。
要約すると、今使っているショルダーバッグが絶妙に使いづらいので、何とかいい感じにリメイクしたい!とのご相談でした。
友人は前述の通りブログを読んでくれたり、個人的にもこんなもの作ったんだ〜見て見て!と出来の良い時に報告したりしていたので、私の腕を見込んで頼んでくれたとのこと。
てやんでい、目から汗が出てきやがらあ、、、(T ^ T)
友人のショルダーバッグ before
こちらが友人のショルダーバッグです。
中に仕切りなどがないのが不便で、リバーシブルのiPad用ポーチを入れてみたらぴったりだったので、こうして入れたまま使っているとのことです。
お困りポイント
事情聴取を進めて、改めて上がってきたのも含め、お困りポイントはこんな感じです。
①開口部がマジックテープ式なので、バリバリ言うのが嫌だ…デザインに影響を及ぼさず、開閉しやすいものにしたい。
②仕切り的に使っているiPadポーチはサイズもぴったりで便利。だけど、中に入れているだけなので物を出し入れする時にずれてきてしまい、そうならないよう固定したい。固定といっても、リバーシブルで裏返して使うこともあるので、できれば縫い付けたりはせず取り外しできるようにしたい。
③iPadポーチを裏返して手提げ鞄として使う時、何故か取っ手が片側にしかなくてモヤモヤするので付けてほしい。
④開口部についているジッパーが生地の色と合ってなくて目立つので、何とかして欲しい。
私からの提案
これらを踏まえて色々下調べをし、私からはこんな感じで提案をしてみました。
①マジックテープを取り外し、代わりにマグネットホックをつける!
②ポーチの側面と鞄の内側にスナップボタンをつけて、付け外しできるようにする!
③取手とジッパーはいい感じに見繕って付けるね!
作業してから「なんか違う…」となってはお互い悲しいので、ここに辿り着くまでに友人に引くぐらい質問したり写真を送ったりしました。
友人も仕事の経験上、注文はなるだけ情報量を多く!との考えを持ってくれていたので、めちゃくちゃやりやすかったです。ありがたい!
というわけで作業していきます。
ショルダーバッグのリメイク
ポーチに取っ手をつける
まず、ポーチを裏返して手提げ鞄にしたときに、取っ手が片方にしかない問題を解決します。
手提げの役割は果たせますが、確かにこれだとなんとなくモヤモヤしますよね^^;
なんで最初から取っ手を両方につけてなかったんだろう?ジッパーの開け閉めがしやすいようにとの配慮でしょうか。
近所の手芸屋さんで、ベージュのPPテープを20cmほど買ってきました。切り売りは便利でありがたいですね。
PPテープはほつれ留めをライター等で簡単にできるという利点もあります。
元の取っ手と見比べながら、仮止めクリップで折りぐせをつけておきます。
長さを調節します。
取っ手をつけたい位置の端縫いの糸をリッパーで少し外します。
取っ手を差し込んで縫い直します。
スナップボタンをつける
次に、ショルダーバッグにポーチを固定するためのスナップボタンをつけていきます。
こちらの記事でも紹介した、サンコッコーのプラスナップ・ベージュを使っていきます。
友人のこだわりとして、プラスチックなど、チープに見えそうな素材はなるべく使わないで欲しい、と言われていたんですが、いつもレザークラフト等で使っている金属のバネホックよりポーチの色に合いそうだと感じたので、家にまだ在庫があったこのプラスナップはどう?と提案してみました。
okをもらったので取り付けていきます。
ポーチの側面に目打ちで穴を開けて…
ポーチの外にメス側のパーツが来るように取り付けます。
ワンタッチプラスナップだとヘッドとオスメスのパーツの色が一緒なんですが、通常のプラスナップはパーツ製造の都合なのかどの色を選んでも白になってしまうんですよね、、、
こうしてヘッドの色は選べます。
サンコッコーさん、改善待ってます(^人^)
バッグの内側にオスパーツの方を取り付けて、ポーチの付け外し問題は解決です!
マグネットホックをつける
次に、バッグの開閉部分をマジックテープ→マグネットホックに付け替えていきます。
ブログをちょこちょこ読んでくださってる方は、マグネットホックというのは、いつもレザークラフトで使っているバネホックのスナップ部分がマグネットになったものと考えてもらうといいです。
マジックテープの方は見えないところだからそのままでも外してもどっちでもいいよ、と言われていたんですが、マグネットホックをつけたいのにマジックテープがバリバリ言うと鬱陶しいかなと思い、リッパーで外すことにしました。
バッグ側のマジックテープは完全に独立しているので、縫い糸を外すと簡単に外れました。
蓋側のマジックテープは端の処理と一緒に縫い込んであったので、端の糸は外さず、ギリギリで切るという手段を取りました。
苦肉の策でしたが、無事それなりに目立たなくなってよかったです。
再度目打ちで穴を開けて、
こういった打ち具で取り付けます。
鞄側にも取り付け終わりました!
ちなみにマグネットホックのオスメスをそれぞれどちらに付けるかの判断ですが、開閉する時動かす側にオスパーツをつけるといいそうです。こちらの記事を参考にしました。↓
マジックテープの縫い跡があったおかげで、位置もバッチリです!ヘッド部分がアクセントになって、見た目もなんだか可愛くなったと思います。
ジッパーの付け替え
最後に、友人が色が合ってなくて嫌だ…と言っていた、蓋のポケットのジッパーを付け替えます。
beforeはこんな感じ。確かに、落ち着いたバッグの色に対して、白のフラットニットが浮いて見えますね。
友人はアンティークゴールドが好きとのことだったので、手芸屋さんでいい感じの色のメタルファスナーを買ってきて、付け替えました。
かなりマッチしてるんじゃないでしょうか!シックになりました。
できあがり
ショルダーバッグリメイク、これにて完了です!
と言っても、見た目で大きく変わったのはマグネットホックくらいなんですけどね^^;
糸の色選びが元より明るすぎてしまったり、パーツを手に入れるのに時間がかかりすぎてしまったりと反省点は尽きませんが、バッグの構造をこんなにじっくり見る機会はなかなかないので、すごく勉強になりました。ありがとう友!
今回、材料費と気持ち人件費だけありがたく頂きました。
私が少し体調を崩していたり、色々とバタバタして受け渡しまですっごく時間がかかってしまったんですが、出来上がりを見て「そうそうこういうのが良かった!」と言ってくれて、すごく嬉しかったです!
これからももっともっと腕を磨いて、自分の好きなことを人の役に立てられるように頑張ります。
皆さんも、長年使っているアイテムに対して「ここちょっとな〜」と思うところがあれば、思い切ってリメイクしてみてはいかがでしょうか?
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